今回は、自動車登録の実務についてのメモです。
【OSS申請について】
自動車を保有するには、検査登録や保管場所証明(車庫証明)などの行政手続きを行ったり、手続きにかかる手数料や税などを納付する必要がある。そうした手続きをオンラインで一括して行えるサービスのこと。
令和5年1月現在、全国すべての地域において、新車購入、定期車検、引っ越し、中古売買や廃車に関する手続きなどを申請することができる。
【OSS申請のメリット】
例えば、新車を購入した際に必要な、「自動車保管場所証明書の申請」(警察署)、「自動車の検査・登録の申請」(運輸支局など)、「自動車取得税、自動車税の申告・納付」(自動車税事務所)など様々な手続きを、それぞれの窓口に足を運ぶことなく、自宅のパソコンから一括で行うことができる。
それにより、時間や労力の負担が大幅に軽減されるとともに、手数料や税もオンラインで行えるため、現金や印紙を持ち歩く必要もなくなる。
また、ディーラーに手続きの代行を依頼する場合でも、OSSを利用することでディーラーの手間が減り、代行費用が下がることが期待される。
【OSS申請を利用するのに必要なもの】
〈本人申請の場合〉
・マイナンバーカードまたは住民基本台帳カード(いずれも電子証明書付き)
・保管場所証明申請用の添付書類(保管場所の所在地、見取り図、駐車場など保管場所の使用権を証明する書類など)
・インターネットの使えるパソコン
・公的個人認証サービス利用者クライアントソフトのインストール
・ICカードリーダー又はスマートフォン(マイナポータルアプリ対応機種に限る)
・スキャナー
・申請のために必要な書類(手続きによって異なる)
〈ディーラーなどに依頼して代理申請を行う場合〉
「マイナンバーカード(または住民基本台帳カード)」を利用する方法と、「印鑑証明書」を利用する方法の2つがある。
(1)「マイナンバーカード」で行う場合
・マイナンバーカードまたは住民基本台帳カード(いずれも電子証明書付き)
・保管場所証明申請用の添付書類(保管場所の所在地、見取り図、駐車場など保管場所の使用権を証明する書類など)
・手続代行手数料
(2)「印鑑証明書」で行う場合
・印鑑証明書
・委任状
・保管場所証明申請用の添付書類(保管場所の所在地、見取り図、駐車場など保管場所の使用権を証明する書類など)
・手続代行手数料
以上、今回はここまでです。