行政書士開業 徒然日記

57歳で行政書士開業を決意した男のブログです

「私流」専門業務の決め方

行政書士でやっていくためには、「専門業務」を決める必要がある。これは、行政書士で開業している人の多くが認めるところだと思います。


しかし、前職での経験があるなどの特別な理由があれば別ですが、未経験の新人行政書士で、開業と同時に「専門業務」を決めるのは、ほとんど至難の業ではないでしょうか。


当り前ですが、「やりたい業務」と「専門業務」は違います。


やりたい業務なら、新人でも見つけることはそれほど困難なことではありません。


極端な話、ただ自分が希望すればいいだけなのですから。


しかし、専門業務はそうは行きません。


専門業務は、それで実際に仕事を取り、事務所経営の柱とするべき業務です。


はっきり言って、そんな重要なこと、未経験の新人行政書士にいきなり決められるわけがありません。


専門業務を決めようといろいろ考えてみても、どれにすればいいのか迷ってしまうばかりです。


それで私は、最初は敢えて業務を絞らないことに決めました。


まずは選り好みせずに、どんな業務であれ、その業務に関する知識を詰め込めるだけ詰め込んでみる。


そしてどんな業務でもやってみます、という姿勢でできるだけ多くの人に接してみる。


運が良ければ、実際にいろんな業務を経験することもできるかも知れません。


最後に、そういう経験のなかから、自ずと浮かび上がってきた業務を自分の「専門業務」にする。


それが、「私流」専門業務の決め方です。


もしかすると、それは間違った方法かも知れません。初めから「専門」を絞って勉強したり営業したりするほうが、効率はいいのかも知れません。


ですが、今現在の私は「急がば回れ」ではありませんが、敢えてそういう道を選んでみようと思っています。