子供の頃、学校で宿題が出ると、だいたい二つのタイプに分かれていたように思います。
一つは、まず宿題を済ませてから遊びに行くタイプ。もう一つは、遊びから帰った後で宿題に取り掛かるタイプ。
私は、間違いなく後者のタイプでした。
共働きで親がいないのをいいことに、学校から戻るとすぐに家を飛び出して、夕方日が暮れる頃まで遊んで帰る。
ときにはとっぷりと日が暮れてしまうまで遊びに夢中になり、母親にひどく叱られるようなこともありました。
そうして夕食が済んだ後でやっと宿題に取り掛かる。結果いつも後悔する羽目に。
夏休みの宿題など、もっと大変でした。
真面目に取り組むのは初めの一週間くらいで、あとはほとんどほったらかし。
さんざん遊び呆けたあげく、残り一週間くらいになってからうんうん唸るようにして終わらせる始末。
小学生の間など、ほぼそれの繰り返しでした。まあ、それでも宿題で先生にこっぴどく叱られた記憶もないので、それなりにうまくやってはいたのだと思います。
良く言えば、追い詰められてから力を発揮するタイプ、だったのかも知れません。
たぶんそういう癖が、大人になっても抜けていないのでしょうね。
この歳で行政書士として開業するというのも、残っていた「宿題」(それも人生の)を片づけるようなものかも知れません。
ただし、こればっかりは決して失敗するわけにはいきません。
気合を入れて頑張ります。